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44-45・最後は一歩及ばずの5月

残り2節で首位マンUと勝ち点差1、3位アーセナルと勝ち点差2の大混戦。

プレミアリーグ第37節、アウェイでサウサンプトン戦。4-4-2。
不調のCBバートンのところはクレメンスを起用。また、CFワッツが先発復帰。
前半15分、細かいパスで中央を崩され、FWに右ポスト内側に当たるシュートを決められてしまい、先制を許す。
28分、シティの反撃。DFからボールを奪ったコンデレナンがシュートに持ち込むが、惜しくもGK正面。
なかなか支配率が上がらず、思うように攻撃ができない前半。サウサンプトンの猛攻は1点に抑え、0-1で後半へ。
後半2分、左SBグランヴィルがハーフライン上から、DFラインとGKの間に落ちるロングボールを放り込む。
ゴール前に走りこんだワッツが左足でダイレクトボレーを叩き込み、いきなり同点。
攻撃的に変更した影響もあってか、後半はシュート連発。
9分にはCKの流れからパイクがシュートを狙うが、僅かに枠の右。
その後一旦はサウサンプトンに流れを握られるが、選手交代で再びシティのペース。
しかし、コンデレナンや途中出場のバートンが狙ったシュートはことごとくDFに跳ね返され、逆転はならず。1-1で試合終了。
首位マンUが負け、3位アーセナルが勝ったので、3チームが勝ち点76で並んで最終節を迎える未曾有の大混戦となった。

プレミアリーグ第38節、ホームでブラックバーン戦。4-4-2。
自力で優勝を確実にするには30点くらい必要なので、まず不可能。他のチームのことは考えず、目の前の試合に集中。
バートンがスタメン復帰し、ベストメンバーで臨む。
前半2分、ダンスのパスを受けたワッツがキックフェイントでDFをかわしてシュート。これは僅かに枠の右。
24分、ダンスの横パスをマルコス・アスンソンがダイレクトシュート。低く鋭いシュートは、惜しくもGK正面。
相手の攻撃を高い位置で潰し、少ないパスでシュートに繋げられている。
42分、ワッツが倒されて獲得したFKをマルコス・アスンソンが直接決めて、ようやく先制。
後半に入るとブラックバーンのペースが変わり、思うような攻撃ができなくなってしまう。
それでも後半21分、パイクが相手FWからボールを奪い、前線へ。
ワッツとコンデレナンがパス交換でDFラインを崩し、コンデレナンがフリーで飛び出しGKと1対1。
鋭い切り返しでGKをかわしたコンデレナンが、無人のゴールにシュートを流し込み、2-0。
ここで今季限りで引退するOMFウーゴ・ヴィアナを投入。同時にCFマッケン、グリフィスも投入。
35分、ウーゴ・ヴィアナのパスを受けたCMFダンスが左サイドを抜け出しシュートを放つが、GKに止められてしまった。
試合はそのまま2-0で終了。逆転優勝への最低条件はクリアしたが、マンU、アーセナル共に快勝。
試合前と順位は変わらず、アーセナルが優勝。シティは得失点差で3位となった。

プレミアリーグ全日程が終了し、23勝10分5敗で3位。得点51、失点23、得失点差+28。
得点51は前年比+7でリーグ4位。1位はアーセナルで77。確実に攻撃力は増しているが、優勝するにはまだ足りない。
失点23は前年比+9でリーグ2位。1位はマンUの22失点。システム変更などが影響してか、失点が急増。
得点王は16得点でアーセナルのベルカンプとハッセルバインクが同時受賞。
アシスト王はアーセナルのピレスが15アシストでダントツ。
チーム得点王はワッツとコンデレナンが15得点で並んだ(リーグ3位タイ)。
チームアシスト王は7アシストのマルコス・アスンソンとワッツでリーグ7位タイ。
プレミアリーグの優勝はアーセナル。24勝7分7敗の勝ち点79。マンUの13連覇を阻んだ。
アーセナルはFAカップ、カーリングカップにも優勝。こちらもマンUの5連覇、9連覇をそれぞれ阻止。

引退するウーゴ・ヴィアナの教育により、CMFクレメンスの能力が急成長。

シーズン表彰が開催された。
プレミアリーグの得点王はアーセナルのベルカンプ。最優秀選手はマンチェスター・シティのワッツ。
プレミアリーグベスト11に、CBダン、CBパイク、CFワッツ、CFコンデレナンの4名が選出された。
欧州得点王は2年連続でリールのコーニングが24得点で獲得。欧州最優秀選手はバイエルン・ミュンヘンのロドルフォ。
欧州ベスト11にCBダン、CFワッツが選ばれた。
プレミアリーグ最優秀監督はアーセナルのクライフ氏、欧州最優秀監督はバイエルン・ミュンヘンのベニテス氏に贈られた。

ファン・デル・ラーン(オランダ)、ダン(アイルランド)、パイク(イングランド)、グランヴィル(イングランド)、
トムリンソン(イングランド)、ストヤノフ(ウクライナ)、マルコス・アスンソン(ブラジル)、ワッツ(イングランド)、
コンデレナン(オランダ)、ヒューゴ(ポルトガル)、グリフィス(ウェールズ)、マッコーリ(北アイルランド)の12名が代表に選出。
by xiao-g | 2008-06-09 04:05 | 44-45マンC試合結果
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